職場の部署閉鎖定年まであと2年と言うある夏の日、 上司からスタッフ全員に話があると、奥の部屋に集められました。 そこで出た話が、「今の部署を閉鎖する」という話でした。 実は、春に、職場(病院)経営は赤字が膨らみ、買収され、 その時点での説明では、 「一年間はこのままの条件でやっていきます!」との話でしたので、 ひとまずスタッフ一同は安心していました。 それが、わずか数か月後に思わぬ展開となってしまったのです。 3か月後部署閉鎖が決定し、その後の仕事先として @当院の病棟への異動 A私たちの業務を引き継いで行う外部先 B退職 の3案が提示されました。 同僚達は、仕事内容や職場の人間関係が共に気に入っていたため、 混乱と怒りが隠しきれない様子でした。 そんな中、私はどこかでホッとしていました。 私はそれまでは、 定年後同じように働いても給料は6割に減るし、 体も年々ガタが出始めているため、 定年を機に週三日位のパートに変更し、 65歳もしくは70歳くらいまで続けようかと漠然と思っていました。 ところが、この部署閉鎖の一件で、仕事に対して真剣に向き合ってみると、 自分には向いていない仕事だが収入が得られるからと惰性でやっていたこと、 スタッフがギリギリだからと辞める選択を持っていなかったこと、 考え方や行動が合わないスタッフがいたが 輪を乱さないようにかなり我慢をしていたことに気付き、 部署閉鎖後の選択は、迷わず退職を選択しました。 すると、徐々に悪化していた動悸が、 退職と同時にピタリと治まり、 部署閉鎖は、私にとっては、自由になる絶好の機会となりました。 |